イイダコの里イモ煮

イイダコは20cmほどのかわいいタコ。全国の浅い海や内湾の砂泥地に棲んでいる。
冬場になると飯粒のような卵巣を持つ。これがイイダコ(飯だこ)の名前のいわれであるが、この時期は特別にうまい。頭を口に含むと、えもいえぬ風味が口の中いっぱいに広がってくる。

【調理手順】
  1. ザルに入れて粗塩をかけて、2,3回もみ洗いと水洗いして、ヌメリを取る。
  2. スミ袋や目、クチバシを取り除く。スミ袋を抜かないと料理が真っ黒になってしまう。
  3. 下ごしらえしたいいだこに熱湯をかけるか、サッと熱湯にくぐらせるかして湯に通す。
  4. 水、醤油、砂糖、日本酒の煮汁で煮て、根しょうがを加える。
  5. これにあらかじめ水煮しておいた里イモをいれて味をなじませる。
  6. 出来上がりにネギの細切りを添えると出来上がり。
このイイダコは里イモとの相性が抜群にいい。
温かいうちに食べると、他では絶対味わえない歯ごたえと風味を楽しめる。